夫からモラハラを受けて30代後半で調停離婚した渡部チコと申します。
この記事ではプロフィールとして、自己紹介と離婚の経緯をお話したいと思います。
身の危険を感じて警察に相談にも行きました。最終的には逃走の形で家を出ています。
自分と同じように離婚できずにツライ思いをしている方を一人でも多く助けたいと思っています。
このサイトが誰かの役に立つことを願い、少し恥ずかしいですが赤裸々に自分の状況をお伝えします。
離婚の経緯
30代で結婚して離婚した私の交際~離婚の時系列は下記▼ の通りです!
交際8か月で結婚からの2年半で離婚しました。子どもはいません。意見があわず、新婚旅行にも行っていません。
夫は典型的なモラハラ人間。そんな夫と話し合いなんて成立するはずもなく、夫が仕事に行っている間に荷物を持ち出して逃げました。
モラハラを受けている方ならわかると思いますが、到底話し合いなんて成立しません。
離婚したいなんて言ったら激高されて最悪殺される、とも感じていました。
だから警察にも相談に行っていました。
逃げた後はどうしたかというと、金銭的に余裕がなかったので弁護士には依頼せず自分で婚姻費用分担請求調停を申し立ててました。
そこから夫婦関係調整調停(離婚調停)に発展し、一人で調停に挑みました。
専業主婦の状態から離婚するために資格を取って就業したり、夫に内緒で別居後の部屋を契約したり、モラハラの証拠を残したり、さまざまな経験をしました。
別居から離婚までは本当にメンタルがやられたし大変だったけれど、離婚して良かったと心の底から思います。今は自分らしく生きられています。
こんな経験をしたからこそ、私と同じようにモラハラを受けている方の参考になる情報を発信できるのではないかと思っています。
自分の経験をもとにモラハラを受けている方へのお役立ち情報を中心に発信していきます!
モラハラ夫との生活に限界
交際中からモラハラの兆候はあったものの、年齢のこともあり交際1年未満で結婚しました。
30代半ばで結婚に対して焦りがありました…
結婚後、夫のモラハラはエスカレート。
結婚から半年後にはモラハラ夫の仕事の都合で、地元を離れ東京に引っ越すことに。
そして引っ越し後、さらにモラハラはエスカレート。
しかし、地元では無いため、親や友人に相談したり頼ることができず…
一人で悩んでいました。
この段階では「モラハラ」を受けている実感がなく、夫の厳しい性格なのかな?
怒らせる私が悪いんだ…と思っていました。
最終的に土下座を強要されたり、ドアチェーンをかけられ家に一晩入れてもらえないということがあり、暴力を振るわれることもあり、これはモラハラ&DVだと疑心から確信へ変化しました。
確信してからは離婚を視野に入れ、専業主婦だった私はモラ夫の反対を押し切って正社員で仕事を探して就業しました。
しばらくすると仕事を終えて帰宅する際、家が近付くにつれて吐き気がして嗚咽するようになりました。
家に帰るのに吐き気。限界を感じ始めました。
私の居場所はどこ?落ち着ける場所がない人生…
離婚したいな、とは思っていたもののそんな話は切り出せません。
モラハラ夫は激高すると手を付けられないくらい怒り狂い手をあげられることもあったため、身の危険を感じて警察にも相談へ行きました。
そして、準備に準備を重ね、モラ夫が仕事に行っている間に離婚届を残し荷物を運んで逃走。
限界を感じてから逃走までは1年かかっています。
資格を取得し就業。そこからお金を貯めたり、モラハラの証拠を集めたり、新生活の準備をしたりと計画的に動きました。
結局モラ夫は離婚届を返送して来ることはなく、弁護士を介入さました。
よって私は別居から約2週間後に婚姻費用分担請求調停を申し立て、調停がスタート。
調停開始から半年後に離婚が成立しました。
離婚にあたり約200万円をモラハラ夫に支払ってもらいました。
私の主張が全面的に通った形です。
弁護士なしでも勝てました!
はじめての「調停申し立て」
上記の通り、モラハラに耐え兼ねて離婚届を置いて家を出て行きましたが、2週間後に夫側の弁護士から書類が届きました。
正直初めての弁護士からの書類に焦りました。
私も弁護士さんに依頼しようか迷いましたが…
モラハラを受けた上に、弁護士費用まで発生するなんて罰ゲーム という気持ちと、独身に戻って一人で生活していくためのお金の問題もあったので、弁護士さんには依頼せずに家庭裁判所に自分で調停を申し立てました。
弁護士費用の準備なんて経済的にムリ。。。
調停もすべて自分一人で行って戦いました。
結果、約200万円を手に入れたうえで離婚することができたのです。
夫はそのまま離婚届にサインし返送すればすんなり別れられたものを、弁護士に依頼したことによって結果200万円払うことになったのです。
私は法律の知識がない一般人です。
どうやって調停を申し立てるのかもわからず、直接裁判所で書類の書き方など細かく聞きました。
ネットで調べても、調停の概要や体験談は出てきますが弁護士なしで調停をした人の話や書類の書き方などの欲しい情報がほとんどありませんでした。
実際に調停の待合室でも弁護士さんとペアで待っている人しかいませんでした。
弁護士なしで戦う人はレアみたい…
私は法律の知識がない一般人
私は法学部を出ていて法律に詳しいだとか、法曹界での勤務経験があるだとか、法律の知識があったわけではありません。
大学や短大、専門学校も卒業しておらず偏差値が高いというわけでもありません。
田舎出身のそこらへんにいる、ごく普通の人間です。
そんな私が相談に行った女性センターの相談員の方に言われた言葉があります。
他の相談者の方にもあなたの話を聞かせてあげたい!
あなたにはブログで情報発信してほしい。
情報収集力とモラハラの証拠書類など余念のない準備からお褒めの言葉をいただきました!
また、別の日には無料相談に行った弁護士さんにはこう言われました。
あなたなら弁護士に頼まなくても、自分で調停できると思いますよ。
弁護士さんは契約を取るために「弁護士に頼んだほうがいいですよ」と営業する方向に持ってくると思っていたので、この発言は意外でした。
さらに調停時には裁判所の調停員さんに、
私たちより詳しい。教えて欲しいくらい!
と言われました。
夫側の主張に対し「それは法的に認められる事由にあたらないので却下します。」など、調べた知識を活かして対応していました。
一人で戦うにあたり、色々調べて徹底的に情報武装をしていました。
法律知識があるわけでも頭が良いわけでもなく「徹底的に調べた」
それだけなのです。
だから私と同じように金銭的に余裕がない&法律の知識がない人でも諦めないでほしいのです。
このブログの内容
このブログでは下記のような内容を発信しています。
別居に向けての準備とかかった費用
別居後のこと(離婚成立前)
調停の申立方法&書類の記述方法(例文つき)
調停について&負けないコツ
離婚成立後のこと
「別居に向けての準備」と一言で言っても、相手の年収を調べておく必要があったり、事前に離婚届不受理申出を提出しておいたほうがよかったり、別居後の自分の生活を何とかしておかなければならなかったり沢山やることがあります。
女性センターや警察に相談に行っておかなければ、住民票に閲覧制限をかけられたりする「DV等支援措置」が受けにくいということもありました。
モラハラ夫から離婚しようとしてみなければわからない情報も全てこのサイトでお伝えします。
モラハラ被害者はどこに相談すれば良いのか?安全に逃げるにはどうするべきか、被害の証拠はバレないようにどうやって保存・保管するのか?といった、離婚に向けてのノウハウもお伝えしています。
モラハラ被害にあっている方ならわかると思いますが、モラハラ夫とは簡単に離れられるものではありません。
そして話し合いに応じるような相手ではないはずです。
そもそもまともに話し合える人間ならモラハラなんてしないのです。
一筋縄ではいかない相手との離婚、DVやモラハラにあっていて安全に離婚をしたい!という方は参考にしていただきたいです。
経験者だからお伝えできるあなたへの言葉
・モラハラ夫と話し合いで解決することは難しいです。限界を迎える前に逃げましょう。
・相手が変わってくれるかもなんて気持ちは捨てましょう。それは叶わない「夢」です。
・警察は案外味方になってくれます。
・思ったよりも行政の保護体制はしっかりしています。
・別居中は双方の生活水準が一定になる額を請求できます。(婚姻費用)
・調停は弁護士がいなくても少額で起こせます!
人生は一度きりです。
死ぬまで嫌な思いをし続けるなら、一度勇気を出して離れる為の行動をしてみませんか?
モラハラ夫と別れた人生はとても快適です。
想像してみてください。
・ごく当たり前のことを普通にできる生活
・夫の顔色を伺わず自分が好きなことを好きな時にできる毎日
・自分の給料で自分が欲しい物を食べたり買ったりできる暮らし
もし、宝くじが当たって1億円手にしたとしたら今の生活をしていますか?
今の暮らがお金があればしていない生活ならば、どこかで無理をしているはずです。
自分が生きたい人生を送りましょう。
あなたの人生はあなただけのものなのです。
人生は何度でも舵を切り直せます。舵を切る方向を決めるのはあなた!
離婚の決断は、ちょっとどころじゃない。凄く怖いし勇気がいること。
でも、できる。自分に必要なら必ずできます。
一歩踏み出す勇気がない人は、ぜひこのブログを全て読んでみてください。
全て読み終える頃には、読む前よりは前向きになれているはず。